前橋おりーぶの森の食中毒原因は?ノロウィルスで対策は?調理再開はいつから?

6月12日に前橋市朝倉町にある「幼保連携型認定こども園おりーぶの森」において、集団食中毒が発生しました。

子供たちや保育士、調理担当者に下痢やおう吐などの症状が出ています。。。

一体何があったのでしょうか?

今回は『前橋おりーぶの森の食中毒原因は?ノロウィルスで対策は?調理再開はいつから?』と題しまして、前橋おりーぶの森での食中毒について記事にしたいと思います。

前橋こども園「おりーぶの森」について

前橋市朝倉町にある「幼保連携型認定こども園おりーぶの森」は、幼保連携型の通常業務だけでなく、病児保育(体調不良児対応型)、一時預かり保育、障がい児保育、子育て支援「たんぽぽのへや」など、子育てする親(特に母親)にとって非常に心強くありがたい「駆け込み寺」的な保育業務も行っている園です。

とても開放的かつ暖かい「木目調」の建物や広い園庭で、自由に遊ぶ子供たちのはじける笑顔が、ホームページのあちこちに溢れています。

同じ園児を育てる1母親としての目線で見ても、なかなか素敵な園だなぁとおもわず微笑んでしまいます。

前橋こども園「おりーぶの森」の場所とアクセス方法

~幼保連携型認定こども園 おりーぶの森~

所在地 群馬県前橋市朝倉町138番地1

TEL 027-265-1912
FAX 027-265-1932

前橋こども園「おりーぶの森」で発生したノロウィルスの原因は?

今回「幼保連携型認定こども園おりーぶの森」の給食を食べた1歳から6歳の園児24人と保育士と調理担当者、合わせて26人が下痢やおう吐などの症状を訴え、このうち15人からノロウイルスが検出されました。

幸いにも入院した人はおらず、いずれも快方に向かっているということです。

ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症。長期免疫が成立しないため何度もかかります。

冬に多いと考えられがちですが、実は一年を通して発生します。

ノロウイルスによる食中毒は非常に多く、たとえば4月18日(木)及び19日(金)に北海道の飲食店で調理された弁当を原因とするノロウイルスによる食中毒が発生、4月30日から5月3日に札幌市青少年山の家に宿泊した客が食中毒を起こした原因のひとつもやはりノロウイルスでした。

ノロウイルスにはたくさんの型があり、それが「免疫のつきにくさ」につながってしまい、何度も感染してしまいます。

また、ノロウイルスは感染力が非常に強く、ウイルスがたった10〜100個ほどで感染が起こるといわれているほど簡単に感染が起こってしまうため、集団感染や流行の一因になってしまいます。

ノロウイルスの症状は?

ノロウイルスは、食品や人の手を介して感染し、腸管で増殖します。

感染してから12〜48時間の潜伏期間を経て、吐き気、嘔吐、下痢、腹痛などを起こします。38℃ぐらいの発熱や頭痛などを伴うこともあります。

これらの症状は1〜2日ほどで自然に回復します。後遺症が残る心配はありません。また、これまで何度もノロウイルスにかかり、免疫ができている人は、感染しても発症しなかったり、軽い胃腸炎症状で収まることもあります。

ただし、体力的に弱い乳幼児や高齢者は注意が必要です。脱水症状による重症化や、高齢者だと吐瀉物の誤嚥による肺炎も考えられます。

ノロウィルスへの対策は?

ノロウイルスはほとんどが経口感染(口から体内に入る)で、そのルートは2つに大別できます。

1つは、食品を介した感染。とくに汚染されたカキなどの二枚貝を、生のまま、あるいは十分に加熱しないで食べると、食中毒を起こすことがあります。

2つめは、人から人への感染です。これには、ノロウイルスが大量に含まれる便や吐いた物に触れた手を介して口に入る「接触感染」や、嘔吐物の飛沫が乾燥して空中に飛び散り、それを吸い込む「飛沫感染」などがあります。ノロウイルスから身を守るには、こうした感染経路を断つことが大事です。

ノロウイルスによる食中毒を防ぐには、食材を十分に加熱する必要があります。

一般にウイルスは熱に弱く、加熱処理すると活性が失われます。

ノロウイルスも同様で、カキなど二枚貝などの場合、中心部を85℃〜90℃で、90秒以上加熱すると感染性がなくなります。また、調理に使用したまな板や包丁などは、熱湯消毒するとよいでしょう。

その半面、ノロウイルスは寒冷や乾燥には強く、冷凍しても感染力は落ちず、乾燥したままで20日以上は感染力を持ち続けています。

患者のケアで特に注意が必要なのは、吐物や便を処理する場合です。吐物や便には極めて多量のウイルスが含まれている一方で、ごくわずかでもウイルスが残っていると感染源になるからです。

汚物でよごれた下着や寝具は慎重に扱い、熱湯で洗濯して消毒します。床に付いた汚物は飛び散らないようにペーパータオルで徹底的に拭き取り塩素系漂白剤を薄めた液で消毒します。ドラッグストアなどに「噴霧器タイプ」のノロウィルス用除菌スプレーが売っています。常備しておくことをお勧めします(うちも買ってる)。

いったん感染すると、たとえ症状が軽くても、感染者の便や吐物からは大量のウイルスが排出されるので、処理する際には感染を拡大させないように十分な注意が必要です。

さらに、症状が収まった後も最長で1カ月程度はノロウイルスが体内に残り排出されているので、感染予防を確実に続けるようにします。

(患者が出た施設で拭き取り検査をした結果、トイレの便座や手すりなどのほかに、ドアのノブや冷蔵庫の取手、エアコンのフィルター、じゅうたんの埃など意外な所からもノロウイルスが検出されるケースが報告されています。

手を介して、時には埃といっしょに浮遊して、感染が拡大する可能性があります。実際に、吐物で汚染したじゅうたんの清拭時の消毒が不十分なまま掃除機をかけたために、ウイルス粒子が塵に付いて拡散し、施設内に感染が広がった事例もあるそうです。)

ノロウイルスを近づけない方法として、もっとも基本となる有効な手段は「手洗い」です。

石鹸を十分に泡立てて、ブラシなどを用いて手指を洗浄します。そして温水による流水でしっかりすすぎ、清潔なタオルやペーパータオルで拭き取ります。石鹸には殺菌効果はありませんが、汚れを落とすことによって、ウイルスを手指から剥がれやすくする効果があります。

調理する前、食事の前、トイレの後、汚物を処理した後、おむつ交換の後などは、時間をかけて手をていねいに洗います。指先、指の間、爪の間などは見逃しやすいので、洗い残しがないように注意しましょう。

ノロウイルス感染症の拡大を防ぐには参照)

また、今回はノロウイルスでしたが、時期的に危険度が増す「食中毒」について、もう少しだけ掘り下げたいと思います。

食中毒について

どちらかというとつい「夏の、食材が痛みやすい時期に起こる」と思われがちな食中毒。実はどの季節でも危険性はあります

病因物質が付属した食材を使用することによる食中毒もあれば、調理する人の手についている菌から発症することもあります。もちろん、調理後の衛生管理の不行き届きによるものもあります。

一般的には、ノロウイルスをはじめとする「ウイルス性の食中毒」が冬に起こりやすいのに対し、6月頃から増えてくるのが「細菌性の食中毒」です。

細菌にとって、梅雨は水分が豊富(じめじめ)で気温がいい感じに高く、活動するには絶好の季節。そんなときに、食品の有機物汚れ、調理器具に付いた食品汚れなどがあれば、それを栄養にドンドン増殖していきます(TT)。

今回は、代表的な「食中毒」についてほんの少~しだけですが、ご紹介したいと思います。

(ちなみに、2012年の厚生労働省の調査では、6月以降に増える食中毒で多かったのは、カンピロバクター、ブドウ球菌、ウェルシュ菌の3種類でした)

食肉、卵など が原因になる食中毒

サルモネラ菌によるもの~
動物の腸管内に生息しているため、動物の解体処理の過程で糞便により食肉が汚染されたり、菌を持っている鶏から生まれたが汚染されることがあります。
⇒肉・卵は十分に加熱(75℃以上、1分以上)する。卵の生食は新鮮なものに限る。卵の殻についているので、卵を触ったら毎回手を洗う

とくに鶏肉による食中毒

カンピロバクターによるもの~
ニワトリやウシなどの腸管内にいる細菌で、少量の菌数でも食中毒を発生。熱に弱い。
十分な加熱(中心が白くなるまで焼く)をする。サラダなど生で食べるものとは別に調理すること。鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒する。

魚介類による食中毒

腸炎ビブリオによるもの~
海(河口部、沿岸部など)に生息し、魚介類(刺身、寿司、魚介加工品)を汚染。
魚介類は新鮮なものでも真水でよく洗う。短時間でも冷蔵庫に保存し、増殖を抑える。60℃、10分間の加熱で死滅するので、しっかり加熱する。

原因食材が多岐にわたる食中毒

腸管出血性大腸菌(O157)によるもの~
原因食材が、井戸水、牛肉、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、シカ肉、サラダ、貝割れ大根、キャベツ、メロン、白菜漬け、日本そば、シーフードソース、ユッケ、冷やしきゅうり、きゅうりの和えもの…と多岐にわたるため、油断できない。
調理前に必ず手洗い(菌をつけない)生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)食材を中心までよく加熱(やっつける)。腸管出血性大腸菌(O157)は75℃で1分間以上の加熱で死滅するためよく加熱。
ウェルシュ菌によるもの~
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅し、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安心と考えられる。しかし、ウェルシュ菌は土や水の中、健康な人や動物の腸内など自然界に幅広く生息している割には、一度”芽胞”という「固い殻」を作ってしまうと加熱しても死滅しないという、厄介な性質を持ってる。一度芽胞を作ってしまうと100℃、6時間の加熱にも耐えてしまう
ウェルシュ菌は「空気が嫌いな細菌」なので、芽胞を作ってしまう前に、調理中はよくかき混ぜ、鍋底にも空気を送りながら加熱、調理後は早めに食べきり、室温で放置せずに残りを保存する場合は速やかに粗熱を取って冷蔵庫に保存することが大切。
ブドウ球菌によるもの~
黄色ブドウ球菌は、人や動物の傷口(特に化膿しているもの)をはじめ、手指・鼻・のど・耳・皮ふなどに広く生息。健康な人の20〜30%が保菌していると言われているほど、ありふれた細菌。調理者の手の傷からうつるという話はよく聞く。そのため、あらゆる食品が原因となるが、特におにぎり・弁当・サンドイッチ・ケーキなどの素手で扱う「手づくり食品」が原因になってしまう。
黄色ブドウ球菌が食品中で増殖する時、熱・乾燥・胃酸・消化酵素に強い「エンテロトキシン」という毒素をつくってしまうため、加熱では毒素を破壊することができない。基本は「つけない!」「増やさない!」。おにぎりやサンドイッチを作る時は、”ラップ”や使い捨ての”調理用手袋”を使ったりして、直接素手で触れないようにすることが大切。

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まだまだ食中毒の種類はあるのですが、超有名なものだけピックアップしました。

実はうちの旦那さんも外食でカンピロバクターの食中毒になったことがありますし、私もやはり別の店舗で同じくカンピロバクターかサルモネラ、どちらかをやってしまったことがあります。

ウェルシュ菌による食中毒は、つい先日の3月17日にホテルサンバレー伊豆長岡でも発生しました。

ほんと、食中毒は身近にあります。皆さん気を付けてください!

前橋こども園「おりーぶの森」の調理業務再開はいつから?

保健所は、園内で調理された給食が原因の集団食中毒と断定し、17日から3日間、調理業務が停止処分となりました。

おそらくこの3日間の間に徹底した対策を練られると思います。

まとめ

今回「幼保連携型認定こども園おりーぶの森」において発生した集団食中毒、患者が1歳から6歳のこどもがほとんどというのが、とても心痛いです。

入院にいたるほどの重症者がでなくてほんとうによかったです。

どうかまた、子供たちの笑顔と笑い声あふれる園に、一日もはやく戻られますように。

とんでもなく感染力のつよいノロウイルス、私も身の回りで気を付けないとと改めて思います。