札幌市青少年山の家の食中毒原因は?営業再開はいつから?(追記あり)

札幌市青少年山の家の食中毒原因は?営業再開はいつから?(追記あり)

ゴールデンウイーク真っ最中の5月4日、北海道札幌市で137人もの人が食中毒が疑われる症状を訴えていることがわかりました。

症状が出た人はみな、「札幌市青少年山の家」という野外教育施設を利用したお客さん、もしくはそこに勤務している従業員でした。

いったいなにがあったのでしょうか?

今回は『札幌市青少年山の家の食中毒原因は?営業再開はいつから?』と題しまして、札幌市青少年山の家で起こった集団体調不良について記事にしたいと思います。

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札幌市青少年山の家について

「札幌市青少年山の家」は、青少年が自然に親しみ、自然の中で集団宿泊生活、野外活動、その他の活動を通じて創造性と豊かな心をはぐくみ、心身ともに健全でたくましく生きる青少年の育成を図ることを目的として、平成元年9月に札幌市が設置した野外教育施設です。

当施設は、活動エリアとなる国営滝野すずらん丘陵公園の充実と相まって、野外活動の拠点としての役割を担っています。
札幌市青少年山の家公式サイトより)

札幌市青少年山の家は札幌市南区の自然あふれる山の中にある、体験型教育(宿泊)施設です。バレーボール・バドミントンなどの球技、スキーなどの冬のスポーツ、キャンプファイヤーや野外炊事、研修やクラフト制作など、利用方法は多岐にわたります。

学校の体験(宿泊)学習や、大学生のサークル活動など、たくさんの人たちが札幌市青少年山の家で体験を共にし、知識を深めたり絆を深めたりして過ごすことができる、自然豊かな宿泊施設です。

Twitterみたら、近隣の小中学校に通っていたひとはだいたい一度は学校行事などで利用したことがあるってくらい、身近な存在なようで、みなさん一様にびっくりされていました。

札幌市青少年山の家の場所とアクセス方法

場所とアクセス方法も軽くご紹介。

【札幌市青少年山の家】

住所:札幌市南区滝野247
電話番号:011-591-0303

駐車場:3カ所(「山の家駐車場」、「南駐車場」、「南 第2駐車場」)どこに停めるかは当日「ゲートで指定」されます。

路線バスも利用できるようではありますが、「滝野すずらん公園東口」バス停から青少年山の家まで、さらに「徒歩30分」ほどかかるようです(汗)。自家用車か、団体なら団体バスを用意、もしくは数台に乗り合いで行くほうがいいのかな、という気がします(^-^;

札幌市青少年山の家で発生した食中毒もしくは感染症の原因は?

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今回起こってしまった利用客&従業員の集団体調不良。一体原因は何だったのでしょうか?

今現在まだ原因は確定されておらず、県は「食中毒」と「感染症」の両方を視野に入れて検査しているようです。ただ、明らかに患者の症状(嘔吐・下痢・発熱)同時期(4月28日~5月3日)同施設利用者に偏っていること、患者の人数が137人と個人が起こす食中毒より明らかに突出していることを踏まえ、原因は『札幌市青少年山の家』を利用しそこで食事をしたためであると断定したようです。

体調不良を訴えた137人は5つの団体の大学生や小中高生などで、今のところ症状は軽く、入院した人はいないということです。施設の60代の職員は入院して治療を受けていますが、すでに快方に向かっているということです。

症状を訴えた人たちは施設の食堂で調理された料理を食べたということで、やはり食中毒を疑ってしまいます。。。

札幌市青少年山の家の当時のメニュー

今回の公式発表では「4月28日~5月3日に施設を利用した客」という表現でしたので、どのメニューが原因か断定できませんでした。。。。おそらくもう少ししたら改めて詳細な発表があると思われます。また後日追記したいと思います。

食中毒について

どちらかというとつい「夏の、食材が痛みやすい時期に起こる」と思われがちな食中毒。実はどの季節でも危険性はあります

病因物質が付属した食材を使用することによる食中毒もあれば、調理する人の手についている菌から発症することもあります。もちろん、調理後の衛生管理の不行き届きによるものもあります。

今回は少しだけ、代表的な「食中毒」についてほんの少しだけですが、ご紹介したいと思います。

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食肉、卵など が原因になる食中毒

サルモネラ菌によるもの~
動物の腸管内に生息しているため、動物の解体処理の過程で糞便により食肉が汚染されたり、菌を持っている鶏から生まれたが汚染されることがあります。
⇒肉・卵は十分に加熱(75℃以上、1分以上)する。卵の生食は新鮮なものに限る。卵の殻についているので、卵を触ったら毎回手を洗う

とくに鶏肉による食中毒

カンピロバクターによるもの~
ニワトリやウシなどの腸管内にいる細菌で、少量の菌数でも食中毒を発生。熱に弱い。
十分な加熱(中心が白くなるまで焼く)をする。サラダなど生で食べるものとは別に調理すること。鶏肉を調理した器具は熱湯で消毒する。

魚介類による食中毒

腸炎ビブリオによるもの~
海(河口部、沿岸部など)に生息し、魚介類(刺身、寿司、魚介加工品)を汚染。
魚介類は新鮮なものでも真水でよく洗う。短時間でも冷蔵庫に保存し、増殖を抑える。60℃、10分間の加熱で死滅するので、しっかり加熱する。

原因食材が多岐にわたる食中毒

腸管出血性大腸菌(O157)によるもの~
原因食材が、井戸水、牛肉、牛レバー刺し、ハンバーグ、牛角切りステーキ、牛タタキ、ローストビーフ、シカ肉、サラダ、貝割れ大根、キャベツ、メロン、白菜漬け、日本そば、シーフードソース、ユッケ、冷やしきゅうり、きゅうりの和えもの…と多岐にわたるため、油断できない。
調理前に必ず手洗い(菌をつけない)生鮮食品はすぐに冷蔵庫へ(増やさない)食材を中心までよく加熱(やっつける)。腸管出血性大腸菌(O157)は75℃で1分間以上の加熱で死滅するためよく加熱。

ウェルシュ菌によるもの~
ほとんどの細菌やウイルスは加熱によって死滅し、肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安心と考えられる。しかし、ウェルシュ菌は土や水の中、健康な人や動物の腸内など自然界に幅広く生息している割には、一度”芽胞”という「固い殻」を作ってしまうと加熱しても死滅しないという、厄介な性質を持ってる。一度芽胞を作ってしまうと100℃、6時間の加熱にも耐えてしまう
ウェルシュ菌は「空気が嫌いな細菌」なので、芽胞を作ってしまう前に、調理中はよくかき混ぜ、鍋底にも空気を送りながら加熱、調理後は早めに食べきり、室温で放置せずに残りを保存する場合は速やかに粗熱を取って冷蔵庫に保存することが大切。

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まだまだ食中毒の種類はあるのですが、超有名なものだけピックアップしました。

実はうちの旦那さんも外食でカンピロバクターの食中毒になったことがありますし、私もやはり別の店舗で同じくカンピロバクターかサルモネラ、どちらかをやってしまったことがあります。

ウェルシュ菌による食中毒は、つい先日の3月17日にホテルサンバレー伊豆長岡でも発生しました。
※関連記事:ホテルサンバレー伊豆長岡の食中毒原因は?営業再開はいつから?

ほんと、食中毒は身近にあります。皆さん気を付けてください!

食中毒症状を起こす感染症

また、今回もうひとつ疑われている「感染症による食中毒」で一番思い当たるのは『ノロウイルス』によるものです。

ノロウイルス感染症は、乳幼児から高齢者までの幅広い年齢層に急性胃腸炎を引き起こす、ウイルス性の感染症。長期免疫が成立しないため何度もかかります。冬に多いと考えられがちですが、実は一年を通して発生します。

4月18日(木)及び19日(金)に、北海道の飲食店で調理された弁当を原因とするノロウイルスによる食中毒も起こったばかりです。

札幌市青少年山の家の営業再開はいつから?

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5月4日から施設を当面、休館する措置をとった札幌市青少年山の家、まだ原因も確定していないので、営業再開の目処はたっていないようです。

ただ、ウェルシュ菌による食中毒が発生したホテルサンバレー伊豆長岡では、

・3月17日に食中毒様症状発生
・3月18日夜より営業自粛
・3月20日営業禁止命令
・3月22日まで営業停止処分

という過程を経て、ただいま営業再開されています。

ホテルサンバレー伊豆長岡がグループホテルのバックアップを得られたこと、ただちに調理部門の体制を一新できたことなどもあると思うので、そこまで早急に営業再開に向けて動き出せるかは少し難しいかもしれないですが、札幌市青少年山の家で野外活動をするのを楽しみにしている子供たちのためにも、一日も早く原因究明と問題解決への対処をがんばってほしいなと思います。

まとめ

今回の札幌市青少年山の家での集団食中毒症状、原因が確定するにはあともう少し時間を要しそうですが、どうか体調を崩した人たちが一日も早く全快しますように。

楽しいはずのゴールデンウイークが大変なことになってしまいましたが、また札幌市青少年山の家が子供たちの笑い声がこだまする、楽しく明るい場所に戻るよう、願ってやみません。

追記:検査結果報告と今後の見通しについて

2019年5月10日に、青少年山の家の公式サイトに、検査結果の報告と今後の営業再開の見通しについて発表がなされました。

【札幌市青少年山の家における食中毒等の発生及び今後の営業再開の見通しについて】

平成31年4月28日(日)から令和元年5月3日(金)までに「札幌市青少年山の家」に宿泊した利用者の一部と、同施設の職員の一部に、嘔吐・下痢・発熱などの症状が出ておりましたが、有症者の一部からノロウイルスが検出され、4月28日から30日まで施設を利用して発症した2団体・29人については施設内での感染症の疑いが強く、4月30日から5月3日まで施設を利用して発症した2団体・98人については食中毒と断定されました。

当施設は5月4日(土)から休館中ですが、食中毒の発生により、本日5月10日(金)から5月13日(月)まで食堂部門が営業停止処分となりました。今後、営業再開に向けて、引き続き、館内の清掃・消毒作業等の施設の安全確保に向けた作業を行ってまいります。

体調を崩された方とそのご家族に対しましては心よりお詫び申し上げますとともに、施設の利用休止によりご迷惑をおかけいたしますことを重ねてお詫び申し上げます。

また、施設全体の開館につきましては、引き続き施設内全域の消毒をはじめとする開館に向けた準備を継続し、作業完了を確認した後、5月23日(木)を目途に、営業を再開する見通しで進めております。

今回の127人にもおよぶ集団の体調不良
・ノロウイルスによるもの・・・29人
・食中毒によるもの・・・98人

という、複合的な理由によるものだったようです。

これから対策をされるようで、5月23日に営業再開をする予定とのことです。

※その後消毒作業や職員の研修などを終え、予定通り5月23日より営業を再開されました!