萩原健一消化管間質腫瘍の原因と症状は?治療法や生存率・発症率も調査!

3月28日夜テレビを見ていたら「萩原健一さんが26日午前10時30分、GIST(消化管間質腫瘍)のため都内の病院で死去」されていたことが速報で流れました。

まだ68歳。。。。まだまだお若い年齢です。。。

めちゃくちゃ有名な俳優さんですし、闘病されていたのも知らなかったのでとてもびっくりしました。

そして、病名を聞いて「これはどういう病気だろう?」となり、さっそく調べてみました。

今回は『萩原健一消化管間質腫瘍の原因と症状は?治療法や生存率・発症率も調査!』と題しまして、萩原健一さんが闘病された病気”GIST(消化管間質腫瘍)”について記事にしたいと思います。

萩原健一(ショーケン)のプロフィール

まずは、萩原健一(ショーケン)さんについてご紹介を。

~萩原健一(愛称:ショーケン)~

萩原 健一(はぎわら けんいち、1950年7月26日 – 2019年3月26日)

日本の俳優・歌手。ニックネームは「ショーケン」。

グループサウンズ「ザ・テンプターズ」のボーカルとして「忘れ得ぬ君」でデビュー。「神様お願い!」「エメラルドの伝説」などの大ヒット曲を生み、グループサウンズ全盛期を支えました。

「ザ・テンプターズ」解散後は俳優業に転身し、日本テレビ「太陽にほえろ!」の初代新人刑事・マカロニ役で大人気を博しました。

その後も「傷だらけの天使」「前略おふくろ様」と立て続けに連続ドラマに主演し、俳優業での”萩原健一”を不動のものにしました。

映画も「八つ墓村」「影武者」「誘拐報道」「恋文」「いつかギラギラする日」「居酒屋ゆうれい」など多数出演し、純朴な青年からアウトローな役まで幅広く演じる名優として名を馳せました。

私生活のほうは恋多き男として有名で、80年から女優・いしだあゆみ(70)と事実上の結婚生活を送り、96年にはヘアメーク担当だった女性と結婚したが06年に別れ、11年に理加夫人と4度目の結婚をされました。

現在の奥様である理加夫人との結婚後は、萩原健一さんの物腰も柔らかくなり、あちこちで「ショーケンが丸くなった」と言われるように。周囲の人がうらやむほどのアツアツぶりをメディアの前でも披露されていたそうです。

実際、今回の訃報の直前にも、モデルの冨田リカ(萩原理加夫人)のブログには、夫婦お二人が仲睦まじくバランスボールをしている写真がアップされています。
冨田リカ(萩原理加夫人)のブログ

この写真を拝見しても、萩原健一さんがよもや重病に侵されていたなんて想像もつきません。。。。

萩原さんは2011年からGIST(消化管間質腫瘍)と闘病してきたとのこと。今回は容体が急変し帰らぬ人になられました。萩原健一さんご本人の強い遺志で、今まで病気は公表してこなかったそうです。。。

萩原健一(ショーケン)死去原因の「GIST(ジスト)消化管間質腫瘍」の原因と症状

今回、萩原健一さんの死因として発表された「GIST(ジスト)消化管間質腫瘍」とはどういう病気なのでしょうか?

GIST(ジスト)消化管間質腫瘍とは?原因は?

GIST(ジスト)とは”消化管間質腫瘍”の英語略称です。

胃や小腸(大腸、食道はまれ)など消化管の壁にできる、転移・再発を起こす悪性腫瘍(ガン)で、本来問題なく行われるべき細胞の増殖の際に、重要な役割を果たすたんぱく質(KITまたはPDGFRΑと呼ばれるたんぱく質)の合成異常が起こり発症すると考えられています。

GIST(ジスト)消化管間質腫瘍の症状

病変が大きくなっても自覚症状が少ない腫瘍ですが、腹痛や腫瘍からの出血による下血貧血などの症状があらわれることがあります。

また腹部に腫瘤(腫れ)が触れることで発見されることもあります。内視鏡検査などで粘膜下腫瘍を指摘されることがきっかけで発見されることもあります。

GIST(ジスト)消化管間質腫瘍の発症率・生存率や治療法

なかなか聞かない病名であるGIST(ジスト)消化管間質腫瘍、発症率や治療法はどうなのでしょうか?

GIST(ジスト)消化管間質腫瘍の発症率・生存率

消化管間質腫瘍は、発生頻度が10万人に1~2人と非常に少なく、希少がんの1つに位置付けられます。

日本では、発生部位としての割合が70%と高く、次いで小腸20%、大腸および食道が5%となっています。

GISTの「転移」は主に血液の流れを介する転移(血行性[けっこうせい]転移)であり、肝臓、次いで腹膜に多くみられます。(リンパ節への転移の頻度は低いそうです)

手術を行った場所のすぐ近くで再発が認められる場合と、肝臓や肺、骨などへ転移した状態で再発が認められる場合があります。再度手術できる場合もありますが、それほど多くはありません。切除できない場合には薬物療法による治療が行われるのが一般的です。

いわゆる「ガン」ですので油断は絶対にできませんが、少しでも予後を改善し、ガンの治療効果判定時によく耳にする「五年生存率」を少しでも上げるために、治療を行った後の体調確認・治療効果の評価や再発の有無を調べるための「定期的な通院」が大切になります。

GIST(ジスト)消化管間質腫瘍の治療法

GISTの治療は「病期」と「転移のリスク評価」に基づいて決定されます。具体的には

手術(外科治療)
薬物療法(抗がん剤治療)
その他の治療(放射線治療やラジオ波焼灼(しょうしゃく)療法など)

などがあげられ、患者さんの症状や腫瘍の状態・検査結果から、一番最適と思われる治療法が選択されます。

治療を行った後もCT検査を行い、状況により超音波(エコー)検査やMRI検査を加えながら、定期的に再発の有無を確認していくことになります。

(以上、国立がん研究センター《がん情報サービス》よりまとめました)

萩原健一(ショーケン)のお別れ会、しのぶ会の日程は?

奥様の萩原理加さんが28日、コメントを発表されました。

「生前に、お世話になりました仕事関係の皆様、ファンの皆様に、心よりお礼申し上げます。

これまで、本人の強い意向により、病のことは公表せずに参りました。最期は、とても穏やかで安らかに、ゆっくりゆっくり、眠る様に息をひきとりました。

今はまだ、心の整理がついておりませんので、皆様、どうかご理解頂けると幸いと存じます」

葬儀は家族葬として営まれ、27日に荼毘(だび)にふされたということです。周りの方やファンの方、皆さん突然の訃報で、なにかしらの形でお別れをと思われる方も大勢いらっしゃると思うのですが、

今回は萩原健一さんご本人のご遺志により《お別れ会や偲ぶ会を後日行う予定はございません》とのことです。

まとめ

今回の萩原健一さんの訃報は、闘病されていたことを知らなかったこともあり、すごくびっくりしました。。。。

最近昭和を代表する名優たちが、天国に召されるニュースが次々と飛び込んできて、人間として絶対にあらがえない自然の摂理とはいえ、とてもさみしく思います。。。。。

萩原健一さんのご冥福をこころよりお祈り申し上げます。