青山祐子NHK退職は非常識?7年間育休に批判殺到!他局での復帰可能性は?

いま、「ニュースウオッチ9」のメインキャスターなどを務めた青山祐子アナ(46)の退職についての記事が、すごく注目されているようです。

青山祐子アナはもともとNHKの人気女子アナウンサーでしたが、アナウンサーの仕事は2012年以来、皆無。前年に結婚した会社役員との間に第1子を妊娠し1月から育休に入り、その後立て続けに4人を妊娠・出産されました。結果、7年間ずっと産休・育休を繰り返し取り続けた末の退職となったのです。

これだけだったら「えー!」となるのですが、次はそこへ、同じくNHKを19年前に退職した女子アナの大先輩広瀬久美子さんが『とんでも発言』をされたようで、今度は逆の意味で炎上。これまた「えーーー!?」となりました(苦笑)。

今回は『青山祐子NHK退職は非常識?7年間育休に批判殺到!他局での復帰可能性は?』と題しまして、私なりの意見を述べたいなと思います。

NHK青山祐子アナの経歴

まずは、NHK青山祐子アナについてご紹介を。

【NHK青山祐子アナウンサー】

青山 祐子(あおやま ゆうこ、1972年12月27日生)は、日本放送協会に在職していた元アナウンサー。現在46歳。

NHKニュース11のスポーツキャスターなどを経て、ニュースウォッチのメインキャスターを務めるまでになりました。

2011年1月に医療福祉関連会社役員と結婚。

2012年3月上旬に第1子男児、2013年6月下旬に第2子女児、2015年7月に第3子男児、2017年2月に第4子女児を出産。

2012年から産休・育休が重なり、2019年3月に退職となりました。

お、おおう。そうなのですね。

お子さん4人を出産されて、そこはもう純粋に「すごいママ!」と感動します。私は1人でギブアップだったので(><)。この少子化の日本で、まだまだどちらかというと肩身の狭い「母親業」を立派にこなされている部分、尊敬します。

青山祐子アナウンサーは、普段NHKあまりお世話にならない私(苦笑)でも、写真見ただけで「ああ!あのひと!」と分かるくらい立派なお仕事されていたので、7年も育休取られているなんて知らなくて、逆にびっくりでした。

NHK青山祐子アナの7年間育休後の退職は非常識?

ただ、青山祐子アナに感じる尊敬と、それとはまた違う、なんというか納得しづらいモヤモヤも実はあります。今回私が感じたモヤモヤが、同じようにツイッターでいろんな角度から論じられていて「全く同意」「え、それはちょっと違うかも」とかいろいろもう、感情が忙しい

そしてそこに火をつけるように、NHKを19年前に退職した女子アナの大先輩広瀬久美子さんのコメントが投下されて、感情の起伏が忙しすぎる。

私は今回の件では二つの別の問題があって、それを一緒に論じてはいけないと思っています。

広瀬久美子の苦言は老害?時代の流れに逆行

まずはひとつめの問題。いわゆる「NHKを19年前に退職した女子アナの大先輩、広瀬久美子」からの「苦言」の内容です。

「育児休暇が2年も取れるなんて私達の時代からしたら考えられません。まして7年も休職したままなんて。もう50年近く前、私が出産した時は、産休はせいぜい10日ほど。帝王切開の傷口に晒しを巻いて仕事に復帰したものですよ」(広瀬久美子さんの意見より)

・・・これは、ちょっとひどい。

いや、その昔の時代にそのような弱い立場で、苦しみと我慢の上でそれでも立派に仕事と育児をされた広瀬久美子さんや、その同年代の方々の苦労は察してあまりありますし、それを非難するつもりはありません。頭が下がる。

けどですね。その時代のやり方があまりにつらかったから、だから少しでも「出産育児を頑張る女性をなんとか守ろう」といろんな制度が立ち上がったりしてきてるわけで。

その時代はすごかったんですよ!とかいま言われても、その時代が苦かったから反省したんでしょ?先輩方と言いたい。。。。

実際、SNSでも

という意見がたくさんありました(上記の方々は冷静な文章をつづられておられますが、もっと口汚く反論されてるかたも・・・汗)。

青山祐子アナの7年間育休後の退職

ではじゃあ、全部が全部、青山祐子アナの7年間育休後の退職をもろ手を挙げて大賛成素晴らしいといえるかというと、それもひっかかりがあって。

え。育休7年間はさすがに非常識じゃね?と思う自分がいるんですよ。残念なことに。

実は、ツイッターの中では「育休は権利!文句言われる筋合いはない!」ポジションの意見がたくさん見受けられました。

ただ、私の中で「産休・育児」という制度は、あくまで「いずれまた戻りますのでポストはあけておいて待っててください」なものなんですよね。極端な話、戻らないつもりならやめればいいわけですから。

でも出産育児はお金がかかる。その妊娠が発覚するまできちんと勤め人として義務を果たしてきた。その分権利として出産育児の期間「席」をあけてもらい、また育休中は雇用保険から給与の約半分が支給されることで、とりあえずの生活の不安な部分も守ってもらえる、という位置づけなんですよね。。。

だから、個人の感覚だとは思うのですが、「ポストあけといてください!在籍してますので」の期間で正直「7年」はちょっと・・・・そしてそのあと復職することなく退職って・・・・

いやね、権利なんです。わかってるんです。わかってるんですけどね。

普通の民間企業、それもそれほど大きくない企業だったら、ぜったい無理でしょそれってなりました。。。

たっくさん職員がいて、ひとり欠けてても回る仕事で、たとえ給料の約半分は「雇用保険」から出てるとはいえ、その人が「席を押さえちゃってる」ことで次の人を入れるかどうか悩むという必要もない、大きな大きなNHKだからできることですよね。。。。

私がかつて務めていた病院では、育休とった人はぶっちゃけ「悪人」レベルに思われてしまいました。中小の大きさの病院だったので、仕方ないと思っています。(時代には逆行してますが。現実問題として理想ばかり言ってられない)

育休で抜けたひとを埋めるために、次の新人を入れないといけない、その子を育てないといけない、でも育休なのでいずれ戻ってくることも考えないといけない、じゃあ補充せずにいくかとなるととても仕事が回らない。

そんなジレンマの中で、たくさんの女性たちが「自分は育休を申請してもいいのだろうか」はては「そもそもいま自分はこのタイミングで妊娠してもいいのだろうか」などまで思い悩んだりしてると思います。

それでも先人たちが苦労を重ね、のちに続くたくさんの親たちを守るために、最初は小さなともし火から少しずつ大きくしてきてくれた『産休・育休という制度』を、「昔は~」と論じたがる諸先輩方の反感を買わないようになんとかうまく立ち回りつつ、利用できる世の中までやっとたどり着いたのに。(ほんとはなんでそこまで出産で「下手にでないといけないのか」という疑問もありますが)

今回の『青山祐子アナの7年間育休後の退職』を受けて、産休・育休を申請しにくくなった女性はきっといると思います。

7年は。。。。ちょっとNHKすごいな。。。。これじゃ一般企業だったら女性雇用するときにますます身構えるようになるよね。。。。それが私の今回の「モヤモヤ」の根っこにある部分です。同じように感じておられるツイートもちょこちょこ見受けられました。

まあ、私のモヤモヤの中には、「NHK職員の平均年収は1780万円。その半分を雇用保険からとはいえ仕事せずにもらえてたであろう」という記事を見ての「ひがみ」もあるんですけどね(こっそり告白)。これはもうNHKに努めることができた勝者にたいするひがみとして、心のうちに秘めときます(とかいいつつここで言う)

でもやはり、育休取る側としての感情も、同僚に育休取られる側の感情も、どちらも分かるだけに、変な前例は残してほしくなかったというのが本音です。

NHK青山祐子アナの今後、他局での復帰可能性は?

今後、青山祐子アナはどのようにされる予定なのでしょうか?

もちろんいますぐアナウンサー業に復職は考えられないと思いますが、ご主人がいま現在、仕事の関係で香港に在住中とのことなので、今後は香港に移住ということも視野には入れておられるとは思います。

ただ、お子さんたちの環境や教育方針などを考えると、親の都合でうかつに移動はできないのも現実だとも思います。

とりあえずすぐに他局で復帰とかになったら絶対に世論は黙ってないと思うので(汗)、しばらくはご家族とご自身のためにも、静かにご家庭を守られるかな、と。

まとめ

今回、青山祐子アナの件を記事にするうえで、いろんな意見をネット等で拝見しました。また、私の中のモヤモヤの原因についても考えてみたりしました。おそらく、世の、特に女性がこの件について真剣に考えられたんじゃないかなと思います。

少子化という大きな問題を抱えている日本で、極端とはいえ起こった「産休・育休問題」を論じ合うことは大事だと思います。できれば自分の反対意見もしっかり読みながら、自分の中でも深めていきたいな、と思います。みなさんはどのように感じられましたか?