3月25日に、びっくりするニュースが掲載されました。
2019年1月に全日本選手権優勝を果たした「日本の卓球のエース水谷隼選手」が、実はこの1年間、卓球の球が見えないほどの目の症状を抱えていたそうなのです。
一体水谷隼選手の目に何が起きているのでしょうか?
今回は『水谷隼レーシック後遺症が原因で目に視界不良か?視力改善にサングラス着用』について記事にしたいと思います。
卓球水谷隼の実績
まずは、水谷隼選手についてご紹介を。
《水谷隼(みずたに じゅん)》
静岡生まれの卓球選手。
ITTF世界ランキング最高位は4位。段級位は7段。
北京オリンピック、ロンドンオリンピック、リオデジャネイロオリンピックの日本代表で、日本人初のシングルスでのオリンピックメダリスト。
全日本卓球選手権男子シングルスで史上最多の優勝10回。
以上のような輝かしい勝歴をもつ。
天性のボールタッチで日本卓球界を引っ張る若き至宝。幼いころから天性の卓球センスを持ち、柔らかいボールタッチと高い身体能力を活かした万能型のプレースタイルをとる。
Wikipedia,水谷隼公式サイトより
幼いころから培ったセンスと経験とを駆使して、若いながらも卓球界をけん引する存在の水谷隼選手。
卓球は特に目が大事なスポーツです。相手のフォームを観察したり、球の回転を見切ったり、コースめがけて打ち返したり、コンマ数秒の瞬間に視力を駆使してたくさんの判断をしないといけないスポーツです。
しかし、その卓球選手である水谷隼さんが、まさか「一年も球が見えない」状況で戦っておられたとは。。。。
一体何があったのでしょうか?
水谷隼の視力低下した原因は病気?目の症状は?
記事によると、水谷隼選手の目にまつわるトラブルは数年前からすでに起こっていたようです。
水谷隼選手が視力の低下に悩みだしたのは5年前。もともと両目1.5あった視力がなぜか左目だけ急に0.3くらいまで落ちて近視と乱視のような状態になったそう。
「ちょうどその頃から電光掲示板が卓球の試合に導入され始めて、なんか気になるなぁ…って思い始めました。それで左だけレーシックをしたんです」と水谷隼選手は当時を振り返られます。
そのレーシック手術で視力を戻したあと、ロシアリーグの活躍にリオ五輪で初のメダルを獲得、2017年には世界ランキング4位と過去最高につけるなど、目覚ましい活躍をされます。
しかし、2018年1月頃再び視界に異変が訪れます。ボールが見えにくくなっていたため検査をしたところ、今度は右目の視力が落ちていたのです。
水谷隼選手いわく「本来は手術する必要性は全くなかったのですが、少しでも良くなればと思い、(右目も)レーシックをしたけど改善できなかった」そうです。
検査するもレーシック自体の経過はまったく問題なく、日常生活には問題がない。けれど、卓球の試合をするとなると致命的な問題が発生しました。
「卓球台の周囲が暗くて、台にだけ白い光が当たっている。そして周囲が電光掲示板で囲われている場合、ほとんど球は見えていません」と水谷隼選手は語ります。
大抵の場合、大きな試合であれば客席(周り)は暗く、卓球台はライトアップ(白い光)され、周囲はLED掲示板のスポンサー表示が並んでおり、水谷隼選手がいう「ほとんど球が見えない状況」にあてはまってしまいます。
ということは、大舞台の試合はほとんど球が見えていなかったということになります。・・・え!うそ、いままで試合どうされてたんでしょうか???
最初に「左目が突然0.3まで落ちた」「次に右の視力も落ちてきた」ことに関する原因は、調べたのですが分かりませんでした。。。
ただ、「周囲が暗くて、ピンポイントに強く白い光が当たっている、そして周囲が電光掲示板で囲われている場合、ほとんど球は見えていない」という現象に関しては、ご本人もアメリカの医師も否定されましたが、レーシックが何かしら関係あるんじゃないかなぁと思います。。。。
レーシックとは
レーザー(エキシマレーザー)を使用して、眼の角膜を薄く削り、屈折力を調整して視力を回復させる手術です。
レーザーを使用して眼の表面(角膜)に、フラップ(ふた)を作って開き、屈折を矯正するレーザー(エキシマレーザー)をあて、屈折力を変化させて視力を回復させます。
強度近視の方や、乱視の方も治療することができます。手術時間も数分程で終わり、入院する必要もなく、そのまますぐ帰宅できるので、気軽に手術を受けることができます。
全米でのレーシックの症例数は、年間130万件以上にのぼります。日本では2000年1月厚生労働省(旧:厚生省)に認可され、メガネやコンタクトに代わる第3の視力矯正方法として、注目を浴びています。
裸眼での生活を取り戻すことができ、朝の準備も楽になり、そのまま夜も寝られ、裸眼でスポーツができる!ということで、近年非常に世間の関心が高い視力回復手術です。
世の中に定着してまだ日が浅い「レーシック」ですが、入院などの必要はなく日帰りで帰れます。私の知人もレーシックを受けて、視界と生活が劇的に変わった!と喜んでいる人がいます。
しかし、やはり良いことだけでは無いようで・・・・
レーシック手術の後遺症
レーシックのデメリットに
・ドライアイまたはドライアイによる視力低下(半永久的)
・色の知覚(コントラスト)の低下
・手元作業の継続困難
・慢性的なめまい、頭痛
・自律神経失調症、鬱、躁鬱
があるのです。(これらはすべてレーシックの契約書に記載されています)
水谷隼選手の話を読んで、真っ先に思い浮かんだのが、それってレーシックの後遺症(ハロ・グレア現象とコントラストの低下)じゃないのかな?ってことでした。。。。
アメリカまでいって専門医に診察してもらっても「レーシックによる異常ではない」と診断されたそうなので、一概には言えないのですが、実際、レーシックを受けた後に水谷隼選手のような症状で苦しんでおられる方もいるようです。
レーシック済みですが、外出時に眩しくなる事はないですけど、夜間の光は眩しく感じます。車の運転時に対向車のライトとかは最初はキツかったですけど手術して10年以上経つので慣れましたどね。
— あつし (@keroroube) 2019年3月25日
友達はレーシックやってから光に過敏になって日中に運転するときサングラス必須になった。私なら病む案件だけど友達は性格上あっけらかんとしてて病院にも申告してないから「後遺症が出る率は5%程度です」みたいな計算に含まれてない怖さ
https://t.co/dJjuQkgqFB— こま (@24komachan) 2019年3月24日
手術は、良いことも有るけどリスクも有るので慎重にね。
僕は、1,5の視力と老眼を手に入れ日中の光に弱くなりました。
レーシックを受けてからスゴク体調が悪いです・・・ 一生このままなのかな(T_T)・・・
— fantom7790 (@fantom7790) 2019年3月25日
もちろんレーシックして眼鏡から解放されて喜んでおられる方も大勢います。
ただ、レーシックはいいことばかりじゃないんだよ!ということは知っておかないといけないと思います。
サングラス(メガネ)着用で視界不良回復
今現在、水谷隼選手はサングラスを着用することで現状の打開を図っておられます。
「この一年、全盛期の3割くらいしか力を発揮できなかったが、サングラスをつけると少しマシになり、5割くらいの力はなんとか出せるようになった」とのこと。
病因の根治には至れませんが、少なくともまぶしくてつらくボールが消える、という現象はましだとか。
急にサングラスをかけて試合に出られていたので、少し違和感を感じていましたが、今回の記事を読んで「なるほどそうだったのか」と腑におちました。
まとめ
水谷隼選手の「ボールが消える」現象がレーシックによるものなのか断定はできませんが、サングラスで試合への出場を続けておられる水谷隼選手は、今後も大変活躍が期待できる選手です。どうか少しでも症状が日にち薬で軽くなっていかれることを祈るばかりです。