2月24日の“消えた天才”で『甲子園の消えたスター』が取り上げられます。その「天才」は、野球の超名門、高知県の明徳義塾高校で“史上最高の逸材”と呼ばれたにも関わらず、高卒でプロに進むことはなく、大学も中退していたそうです。
一体、その天才はどんな人なのでしょうか?そして、彼に一体なにがあったのでしょうか?
今回は『明徳義塾高校の天才・甲子園の消えたスター』について記事にしたいと思います。
明徳義塾史上No.1甲子園で「2刀流」として大活躍した天才は誰?
今回”消えた天才”で取り上げられた『甲子園の消えたスター』は岸潤一郎(きし・じゅんいちろう)。かつて明徳義塾高校(高知)で「2刀流」(投げて良し打って良し)として野球ファンに最も名が通っていたほどの選手でした。
野球の超名門校である明徳義塾高校で“史上最高の逸材”と呼ばれたというところからも、いかに彼が活躍し、今後に期待がかかっていたかがうかがわれます。
事実、明徳義塾1年時から3年連続で夏の甲子園に出場。投手ながら好打者としても知られ、1年生で4番打者を務めたほどの抜きんでた才能をもち、侍ジャパン高校代表に選出されました。そして、高橋光成(西武)、浅間大基(日本ハム)、岡本和真(巨人)らとともに18Uアジア選手権を戦い、準優勝へと導きました。
そんな華々しい活躍をしていた岸潤一郎ですが、いま表舞台では名前を聞きません。彼に一体なにがあったのでしょうか?
岸潤一郎の野球部退部、拓殖大学中退の理由は?
岸潤一郎は明徳義塾卒業後、プロ入りか進学か悩んだそうです。しかし、明徳義塾の野球部の名将・馬淵史郎監督に『4年後にドラフト1位でプロに行けるような選手になってこい』とエールを受けて、馬淵監督の母校である拓殖大に進学。新たな場所で野球人生を続けていました。
しかしそこで肩を痛め、その肩をかばって今度はヒジに負担をかけ、そしてそれが余計に肩を圧迫し。。。。と、ケガの『負のスパイラル』に苦しめられることになってしまいました。
リハビリに明け暮れる生活がスタート。先の見えない苦しい日々を過ごすうちに、次第に気持ちが野球から離れていったそうです。「手術をしてからは、どんどん『野球を楽しむ』という感覚がなくなっていきました。ここで完全に気持ちが切れてしまって」と岸潤一郎はインタビューに答えていました。
結局、自分の中に生まれてしまった空洞をうめることができずに、周囲の反対を押し切って3年生の秋に野球部を退部。手元に残した野球道具はバット1本のみ、というほど当時は『本気の野球』から遠ざかってしまったのでした。
そしてもうひとつ、大学進学を決めた理由があったそうです。それは「プロで活躍できるほどの武器がなかったから」。えー!?そんな謙遜を!って感じなのですが、ご本人は周りの活躍する選手を見て「自分には『これ』と推せる強みがない」と思い知ってしまったそうなのです。。。
そこへもってきての「ケガスパイラル」に、一時は心が折れてしまったようでした。
岸潤一郎の今現在の職業は?結婚はしている?
岸潤一郎は実はかなりの子供好きで、「将来の夢」の項目に「保育士」と記入したこともあったほど。野球の道を諦め「保育士」を目指すという選択肢もあったようですが、周りの協力のもと進んできた野球人生を、途中で投げ出し新たに保育士の資格を取るために進学するのは心苦しかったとのことで、結局就職を考え出していた、まさにそのころ。
徳島インディゴソックスの南啓介球団社長から、両親を通じて「アイランドリーグでプレーしてみないか」と連絡が舞い込んだそうです。一度は捨てた野球人生、断るつもりでいたようですが、じっくりと環境などの話を聞き、また両親の希望もあり、2017年11月に開催されたトライアウトで特別合格を勝ち取り、リーグ内のドラフトで徳島へ。独立リーグに挑戦する大きなきっかけを与えてくれた南球団社長のもとでプレーすることになりました。
今日の意気込み
岸潤一郎#22 pic.twitter.com/MluW7VdhtA— 徳島インディゴソックス公式アカウント (@is_official89) 2018年9月16日
おおう。イケメンだった!
先日、
徳島インディゴソックス
新入団選手の
記者会見が行われました。会見終了後に仲良し
岸潤一郎とパシャり。会見の詳細は
今夜のブログにて(*´꒳`*)#徳島インディゴソックス#岸潤一郎#和田一詩 pic.twitter.com/H11RKfSvq2— 和田一詩 (@kazushi_wada) 2018年2月1日
(左の方)おおおう。やっぱりイケメンだった!
となると、気になるのは「はたして結婚しているのか?」ですよね(女子♪)
この度結婚します!
将来を見据えて野球一筋で頑張りたいと思います。
野球で人生をかけるために幼い頃から野球を始めて心に決めてこの1年挑みます。
応援よろしくお願いします。
— 岸 潤一郎 (@MariMomo3685) 2019年1月9日
というツイートが!!!
おお!?結婚間近!?!?
。。。。と思いきや。
文章が伝わりにくかったのか。。。
結婚おめでとうのコメントたくさんいただいていますが今年の抱負です!
一生懸命野球を頑張ります!!
— 岸 潤一郎 (@MariMomo3685) 2019年1月10日
願望かーーい!と新喜劇っぽくずっこけておきました(こちとら生粋の関西人)。
いまのところ「結婚は希望であって現実ではない」ようです。はい。
岸潤一郎はプロに再挑戦?ドラフト指名対象時期はいつ?
いまはアイランドリーグにて活躍している岸潤一郎ですが、今後独立リーグに挑戦する道も開けています。そして、かつて「二刀流のスター」ながら「自分には推せる武器がない」と悩んでいた岸潤一郎はいま、『盗塁』を極め足を武器にプロ球団からも一目置かれる存在になりつつあります。
ただし、大学を中退しての独立リーグ挑戦となるため、規定上、今秋のドラフトでは指名対象外となってしまうそうです。プロに進めるのは最短でもあと一年後。この一年間のなかでヒジの故障の状態を見ながら、今後プロへ挑戦していくことになるかもしれません。なんだかとても楽しみです♪
まとめ
いろんな記事のインタビューを拝見すると、一度挫折してから再び野球に戻ってきたことで「野球の楽しさを実感している」様子がとてもうかがえました。それと共に「野球を職業とする責任」もひしひしと感じておられるようでした。
今回記事にするためにいろいろ調べてみて、岸潤一郎を応援したい気持ちがすごく強くなりました(けっしてイケメンだからというわけでは。。。もごもご:笑)。野球の楽しさを再確認した、子供好きな元甲子園のヒーローが今後どのような活躍をしていくのか、楽しみです!
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