4月8日放送の「名医のTHE太鼓判!春の芸能人余命宣告3時間SP」の番組内で、お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃん(42)に、大腸に最大8ミリの腫瘍性ポリープが発見されました。
それも、7個も・・・・。
確かクロちゃんといえば、昨年10月に同番組で人間ドックを受診し、直径7ミリの脳動脈瘤(りゅう)が発見され、今年1月に2時間にわたる手術を受けたはずです。
退院の際には、これまでの不健康な生活を改善し「今年は健康になる」と話していたとか。。
今回は大腸にポリープ、クロちゃん病気続きでちょっと心配です。
今日は『クロちゃん大腸にポリープ症状と原因は?がん化の可能性と生存率は!』について記事にしたいと思います。
クロちゃんプロフィール
まずは、クロちゃんについてご紹介を。
またクロちゃん可愛くなったしんかー!? pic.twitter.com/Pbqobi86ZD
— 安田大サーカス クロちゃん (@kurochan96wawa) 2019年4月4日
このツイートを使うのもどうかと思うが。
~クロちゃん(黒川 明人・くろかわ あきひと:1976年12月10日)~
松竹芸能所属のお笑いグループ「安田大サーカス」ボケ担当。
スキンヘッドの強面と、顔とギャップのあるソプラノボイスが特徴で、あの声は一度聴いたら忘れません(笑)。
以前から人としてのダメっぷりはそこはかとなく匂わせていましたが(苦笑)、最近はすがすがしいほどにいろんな番組で「クズっぷり」を発揮して、視聴者から非難を浴びています(笑)。
先日放送された、テレビ朝日の人気バラエティー番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」では、
・42歳まで親から仕送りをもらっていた
・母にもらった金でキャバクラ通い
・仕送りは最大で月に25万円、22年間で総額約6000万円もらってきた
・2浪して57学部全落ち
と、驚愕のエピソードを披露して、出演者、視聴者ともドン引きさせました(私もひいた)。
クロちゃんが一つだけ心に決めていることは「努力だけは絶対にしない」。もう、あっぱれとしか言いようがありません(苦笑)。
なんだかとてもひどい紹介になってしまいましたが、いいところが見つからなかった(ひどい)。「クズ芸人」としては立派なポジションを確保されています(苦笑)。
「名医のTHE太鼓判!」の人間ドックで大腸にポリープが発覚
そのクロちゃんが、4月8日放送の「名医のTHE太鼓判!春の芸能人余命宣告3時間SP」の番組内で内視鏡検査を受け、大腸に最大8ミリの腫瘍性ポリープが7つも見つかったのでした。
上記しましたが、クロちゃんは昨年10月同番組で人間ドックを受診し、その結果直径7ミリの脳動脈瘤(りゅう)が発見され、今年1月に2時間にわたる手術を受けたところです。
また、クロちゃんのポリープ発見と同じ4月8日放送の回では、宮本亜門さんが前立腺がんを患っていることが発見された回になります。
※関連記事:宮本亜門前立腺がんのステージと転移や自覚症状は?今後の仕事への影響は!
以前にも、同じ『名医のTHE太鼓判!』番組内で、2017年5月に歌手麻倉未稀(58)さんの乳がん、2018年7月に女優東てる美(62)さんの肺がんが発覚したことがありました。
そう聞くと、この番組のすごさを感じるとともに「やっぱ人間ドック大事だな」と思い知らされます。早期発見めちゃ大事。
クロちゃん大腸ポリープの状態は?
ところで、クロちゃんに発見された大腸ポリープって一体どういうものなのでしょうか?
大腸ポリープは大腸の粘膜にイボのように隆起してできます。1ミリから2センチ超のものがあり、放置すると大きくなってしまいます。
大腸ポリープには、非腫瘍性(ガン化しないもの)と腫瘍性(悪性腫瘍、もしくは今後ガン化する可能性のある良性腫瘍・腺腫)に分類されます。
大腸がんは、正常な粘膜から腺腫(良性腫瘍)が生じ悪性化してがんになる場合と、腺腫の状態を経ずに一気にがんになる場合とがあります。このうち、腺腫となった後に大腸がんになるものについては、腺腫のうちにそのポリープを取ってしまうことで大腸がんを予防することができます。
大腸がんは、国内のがんによる死因の2番目とされているため、いかに早期発見し対処するかが重要になってきます。
今回発見されたクロちゃんのポリープは7つ。そのなかに炎症を起こしているものもあり、うち2つががん化する恐れのある腫瘍性ポリープだったそうです。今後ポリープ切除手術を受け、悪性の可能性があるものは検査する予定とのことです。
クロちゃん大腸のポリープ症状と原因
では実際、クロちゃんはなにか自覚症状はあったのでしょうか?
大腸ポリープはほとんどの場合、患者さんが自覚する症状はありません。とくに、小さいポリープの場合は、すべて無症状といっても過言ではありません。検査を受けて初めて、ポリープがあったことを知る人が非常に多いです。
患者さんが自覚症状を感じる場合としては、肛門の近くにポリープができたことにより血液のまじった便が出たり、粘液のようなものが付着した便が出たりすることがあります。また、まれではありますが、大きなポリープが肛門の近くで大腸をふさいでしまい腸閉塞を起こすことや、ポリープ自体が肛門から飛び出すこともあります。
ですが、自覚症状を感じるのはまれなため、大腸がんになる可能性のあるポリープをより早期に見つけるためには、がん検診を受けてることが重要です。
このように、大腸ポリープではほとんどの場合、自分で気づくことができません。おそらくクロちゃんも同様で、検査を受けて初めて大腸ポリープを知りショックを受けたケースだと思います。
では、大腸ポリープになってしまったクロちゃんに、なにか原因になるような要素はあったのでしょうか?
大腸ポリープができる原因に対しては、個人の努力ではどうしようもないように思われます。。。。
ただ、大腸がんにらないように努力することはできそうです。
大腸がんを完全に防ぐ方法はありませんが、発生リスクを高めてしまう危険因子や、反対に発生リスクを下げる予防因子を知っておくことは大切です。
年齢(50歳以上)および大腸がんの家族歴があることは最大の危険因子です。こういった因子は自分ではどうすることもできませんが、食習慣や生活習慣も大腸がんの発生リスクに関わっていることがわかっており、これらはご自身で改善することができます(一次予防)。
確実とされている危険因子は、赤身肉や高カロリーの摂取および肥満、過量のアルコール摂取、喫煙です。
保存・加工肉のとり過ぎが危険だとする報告もあります。
適度な運動習慣が大腸がん予防効果があることが確実視されています。食物繊維、野菜を食べる習慣を持つ方にリスクが低いこともわかっていますが、積極的に摂取することで発生率を下げる効果があるかどうかはまだ証明されていません。
クロちゃんの体脂肪率はちょっと(かなり)高めに見受けられますし、Twitter見た限りでは運動習慣は…あまりなさそうでした(;’∀’)ここらへんは大腸がんハイリスク要因になりそうです。先日、脳動脈瘤を指摘され手術したところですし、おそらく今後生活指導もはいるかと思われます。
大腸がんの可能性と生存率
大腸ポリープは、がんか腺腫か見た目では区別がつかず、顕微鏡でみてみないとわからないこともあります。
判断の際は、大きさも性質を予想する材料となります。
腺腫が大きくなるに従い、一部ががん化している頻度が高くなります。5mmのもので0.5%、6-9mmのもので3.3%、1㎝を超えると30%ほどになります。
「がん」になる前に取り除くのが理想なので、腺腫と思われるポリープでも1cm超えたら是非とるべきで、5mmを超えたらとった方が良い、5mmより小さければ様子を見てもいいか、といったところです。5mmより小さいポリープは比較的よく見かけますが、がんに育つ心配が少ない一方で、ポリープをとる治療で出血などの副作用の心配があるためです。
小さいポリープをとらないとしても,放っておいて良いわけではありません。年単位で徐々に大きくなるものがあり、大きくなればがんを伴うようになりますから、2-3年後には成長の度合いを確認し、大きくなっていればとった方が良いのです。細胞の性質が変わって、早期がんになると、発育の速度は高くなると考えられ、年単位ではありますが経過とともに大きくなり、進行がんへと進展していきます。
国内における大腸がんによる死亡者数は年間50000人でがんの中では肺がんに次いで2番目に多い部位です。日本人の4-5%が大腸がんで亡くなる計算です。
罹患数(1年間で大腸がんと診断される人の数)はもっと多くて、133000人です。日本人の10人に1人が生涯のうちに大腸がんと診断されることになります。
40代ぐらいから大腸がんは増え始めます。働き盛りの方の間でも多いがんです。また、30年前と比べて大腸がんに罹患される方は2-3倍に増えています(青、赤の実線)。背景には食の欧米化が関与しているといわれています。
(駒込病院スタッフコラムより)
生存率は大腸がんの進行具合によります。
やはり何をおいても早期発見早期治療が大切だなと思います。
まとめ
実はクロちゃんと同い年な私(苦笑)。いろんな意味で身につまされています(汗)。私もちゃんと人間ドック受けようと改めて思いました(^-^;