今日、すごくびっくりなニュースが飛び込んできました。。。競泳女子の池江璃花子選手が自身のツイッターで「白血病」と病院で診断されたことを明らかにされたのです。
ご報告です。 pic.twitter.com/zP2ykLRgCD
— 池江 璃花子 (@rikakoikee) 2019年2月12日
18歳というエネルギー溢れる池江さんに突然病魔が訪れて、さぞや心細くてつらい気持ちと戦っているでしょうに、それでも気丈に皆に報告してくれた彼女に、心から敬意を表します。どうかどうか一刻も早く、彼女の体調が上向きになりますよう、願ってやみません。
・・・・・が。ネットを見てみると、どうも違う観点から、彼女の病気の話題でワイワイしていることに気づきました。。。。。
池江選手の白血病報道の最中に、安藤優子キャスターが笑ってた?へらへら?どういうことなのでしょうか?これだけ聞いたら「ちょまじ安藤優子さんどういうこと?」と思ってしまいそうだったので、いろいろ調べてみました。
競泳の池江璃花子選手のプロフィール
まずは、今回「白血病」と戦うことを表明された競泳の池江璃花子選手について、紹介したいと思います。
池江 璃花子(いけえ りかこ、2000年7月4日 – )は、東京都出身の競泳選手。専門は自由形とバタフライ。2018年8月28日現在、身長171cm、リーチは186cm、足のサイズは26.5cm。ルネサンス所属。マネジメント契約先は株式会社ジエブ。2018年8月12日現在、個人種目12個とリレー種目9個、計21種目の日本記録を保持している (wikipediaより)
自宅の風呂場で水中出産により誕生した池江 璃花子さんは、幼少期から才能を開花させ、5歳の時には自由形・平泳ぎ・背泳ぎ・バタフライの4泳法すべてで50mを泳げるようになっていたそうです(すごい)。中学入学直前に出場した2013年のJO春季大会の50m自由形(11~12歳区分)では優勝し、本人初めての全国優勝を達成。
中学時代は次々と中学記録を更新し、中学3年では全日本初制覇・世界選手権初出場・3種目の日本記録保持者になりました。
高校1年で日本史上最多7種目での五輪出場・9種目の日本記録保持者に、高校2年に史上初日本選手権5冠達成、高校3年では史上初アジア競技大会日本選手6冠達成という、まさに「飛ぶ鳥を落とす勢い」でものすごい活躍をしてきた池江さんでした。
しかし、2019年1月18日~2月10日の予定だったオーストラリアでの合宿は、体調不良のために途中で切り上げて帰国することになりました。2月12日、自身のTwitterで白血病と診断されたことを公表、同年2月のコナミオープン水泳競技大会、4月の第95回日本選手権水泳競技大会といった公式競技会への出場を取り止めて療養生活に専念することとなったのでした。。。
池江璃花子選手の白血病の症状や状態は?
では、白血病とはどういう病気なのでしょうか?
わたしたちの血液細胞には「赤血球、血小板、白血球」などがあり、それらは体の中で絶えず、壊れては新しくまた創り出されながら、私たちの健康を維持してくれています。
白血病は、これらの血液細胞が骨髄でつくられる過程で異常が起こります。正常な血液細胞が出来上がらず、未熟で働けない細胞がどんどん作られて増殖していってしまうのです。
やがて、がん化した細胞(白血病細胞)は、骨髄内でどんどん増殖し骨髄を占拠してしまいます。本来作られるべき「正常な血液細胞」が減少してしまい、貧血、免疫系のはたらきの低下、出血傾向、脾臓(血液を貯蔵しておく臓器)の肥大などの症状があらわれます。
白血病は、がん化した細胞のタイプから「骨髄性」と「リンパ性」に分けられます。また病気の進行パターンや症状から「急性」と「慢性」に分けられます。
今回、池江選手を指導する三木二郎コーチは今日の記者会見で、
「池江選手はオーストラリアでの合宿中に今まで見たことないような、肩で呼吸する場面があった。現地で検査した結果、帰国して再検査したほうがいいと説明を受けた。帰国してからは2月8日に日本の病院で再検査して白血病と診断された。」
と話しました。
日本水泳連盟で強化を担当する上野広治副会長は
「白血病としか言えない。(詳細がわかるのは)もう少し時間がかかる。現状で何ともお話しできる状況でない。本人の希望でいち早く病名を含めて発表したことをご理解いただきたい」と話しました。
今回の発表では、急性なのか慢性なのか、ご本人の症状は今どんな感じなのかなど、詳しいことはわかりませんでしたが、肩で呼吸する場面があったなど他人からも気づかれる状態であったとしたら、頑張りどころの合宿の中、さぞご本人は心身ともにおつらかっただろうなぁと。。。。
安藤優子アナが池江選手の白血病報道で笑顔を浮かべた理由と真相
。。。。なのですが。冒頭でも触れましたが、どうも、今日のワイドショーでは、別件でイライラする状況になっていたようです。。。。安藤優子アナが、池江選手の白血病報道で笑顔を浮かべた(それも結構な満面の笑み)とか。
ええええ????いくらなんでも、そんなことある???
私リアタイで見ていなかったので、あとでネットで動画を探して観てみました。今日のグッディ。
池江さんについてやっていた時間帯の最初から最後まで観てみたのですが。。。。。なるほど。確かに笑ってる。ただ、誤解を恐れずあえて「世の中のある一人のおばちゃん」として意見を言うとしましたら。
ネットでたたかれているほどの「悪意ある笑顔」にはちょっと見えなかった。。。。かな?とは思いました。
最初の方は、しゃべってる時もワイプ内も、どちらも真剣な顔で受け答えされてましたし、途中ちょいちょいワイプの中で笑顔がでたときは一瞬「は?」とは思いましたが、なんとなく「安藤さんのもともとのワイプ用笑顔」が出てしまっただけかな?と見えないこともないし。
あちこちでたたかれている、安藤さんが”満面の笑み”で手をのばして泳ぐまねっこをしているシーンも観ましたが、あれはどちらかというと「以前池江さんを特集した時の池江さんのエピソードを思い出して笑ってる」ように見えましたし、最後の方のちょいちょい出る笑顔での解説は「大丈夫きっと元気になりますよ!」と信じて疑ってない気持ちが出ちゃったのかな?とも見えました。
なんというか、ほんと「そう見ようとすると見えるし、違う見方をするとそう見えなくもない」みたいな、うまくいえないですが、先入観の色眼鏡が今回の騒動では出ちゃった感が否めないなーと、とある関西のおばちゃんとしては思いました。
「神が試練を与えたのかな」のコメント
ただですね。。。。コーナー最後の締めくくりに寄せて、安藤キャスターが言った「(可愛くて力もあって、天は二物を与えたような彼女に)神が試練をあたえたのかな」と付け加えてしまった点に関しては、非常にいただけないなぁと、そこだけは世論に「異議なし!」でした。本人が言うのなら素直に「応援したい」と思えますが。。。。
病気は、それも「本人に全く非のない病気」は他人が「試練」で片付けてはいけないと思います。それは、彼女に対しても、そして同じように病気に苦しむたくさんの人たちに対しても、決して言ってはいけない言葉だと思います。
特に、不特定多数の人たちに、それも受け取る側がどのような人生を歩んでいるかわからない(もしかしたらいま現在病気で苦しんでいる人が画面の向こうにいるかもしれない)状況の中で「言葉を伝える仕事」を選択されている以上は、これ以上ないくらいの繊細さでもって、紡ぐ言葉を選んでほしいと思います。
どうか、今回の騒動で傷つく人が少しでも少ないことを願ってやみません。あなたの病気はあなたのせいじゃないし、神が与えた試練とかそんな「高尚であらがえない、あなたのために用意されたすばらしいもの」でもなんでもないです。だからあなたはそんな精神論なんか「くそくらえ」と蹴散らして、正々堂々とひたすら前向きに、焦がれる「健康」に向かって手を伸ばしてください。おっと、ちょっと力が入ってしまいましたごめんなさい(f^^)30年越しの持病持ちなのでつい☆
まとめ
今回の安藤さんの騒動を掘り下げてみて「過剰に過敏にとらえられてるかな」というところと「いやでもやっぱりそれはあかんやろ」なところ、どちらも考えさせられました。人と接するとき『言葉』と『表情』はものすごく大事なんですよね。。。。自分にも置き換えて、考えてみたいと思います。
そしてなにより、池江璃花子さんの病状が少しでもはやく良くなりますよう、応援していきたいと思います。