連続殺人鬼カエル男ドラマと原作小説の違いは?カットシーンやネタバレ結末まとめ

2020年1月期の話題のカンテレ深夜ドラマ『連続殺人鬼カエル男』。まるで映画のような美しい映像と、まるで地上波の限界に挑戦しているかのような「残忍で冷酷」なストーリー展開で、ドラマでこの作品を知った人だけでなく、原作ファンからも非常に高評価を得ています。

原作《連続殺人鬼カエル男》作家・中山七里氏の作品で、第8回『このミステリーがすごい!』“このミス”大賞の最終候補に、同じく中山七里氏の作《さよならドビュッシー》と共に2作同時にエントリーされた作品。ちなみに、1人の作家の作品が”2作同時にエントリー”されたのは中山七里氏のケースが史上初だったとか。

先に映像化された《さよならドビュッシー》とはがらりとタッチが異なり、《連続殺人鬼カエル男》はサイコスリラーの皮をかぶりつつ心神喪失者の責任能力を無しとする刑法39条是非を問う問題作、サイコミステリー作品となっています。

中山七里氏と言えば“どんでん返し”の帝王と呼ばれるほど、ミステリー界を引っ張っていく存在でもあります。中山氏のファンは多く、本作の『連続殺人鬼カエル男』でも絶大な人気に火をつけ、ファンが急増!そのことから今現在、待望のドラマ化が工藤阿須加さん主演で放送されています。

『このミステリーがすごい!』通称“このミス”の大賞から生まれた、ドラマシリーズの第4弾『連続殺人鬼カエル男』。原作を知っているファンからはドラマ化できるのか?と不安視する声も多かったです。一体原作はどんな内容なのでしょうか?

そこで今回は『連続殺人鬼カエル男ドラマと原作小説の違いは?カットシーンやネタバレ結末まとめ』と題しまして、ドラマ『連続殺人鬼カエル男』の原作小説の詳細情報、ネタバレ続編についてご紹介していきたいと思います☆
ネタバレありですので、苦手な方はご注意下さい。

ドラマ『連続殺人鬼カエル男』の原作小説

埼玉県飯能市にあるマンションで女性の他殺体が発見される。遺体は全裸で、口にフックをかけられ、マンションの13階からぶら下げられているという凄惨極まるものであった。そして、その傍らには子供が書いたような稚拙な犯行声明文が置かれていた。

「きょう、かえるをつかまえたよ。はこのなかにいれていろいろあそんだんだけど、だんだんあきてきた。おもいついた。みのむしのかっこうにしてみよう。くちからはりをつけてたかいたかいところにつるしてみよう。」

街を恐怖と混乱の渦に陥れる殺人鬼「カエル男」による最初の犯行だった。

異常者の犯行とみて捜査を開始する警察だが、その捜査をあざ笑うかのように第二、第三の殺人事件が発生し、やがて犯行の法則性が明らかにされると、街は恐怖と混乱でパニックに陥り、暴動が多発する事態に。無秩序に猟奇的な殺人を続けるカエル男の目的とは?正体とは?

埼玉県警捜査一課の渡瀬と古手川は、暴徒と化した市民に捜査を阻まれつつも、犯人の犯行を止める事はできるのか・・・!?最後の一行まで目が離せない!

無秩序に猟奇的な殺人を繰り返す殺人鬼“カエル男”を描いたミステリーサスペンスで、同時に心神喪失者の責任能力を無しとする刑法39条の是非をも問う、考えさせられるシリアスなストーリーとなっています。

刑法39条とは

心神喪失者の責任能力を無しとする意味の日本の法律。
1.心神喪失者の行為は、罰しない。
2.心神耗弱者の行為は、その刑を減軽する。

昨今法律に関して問題となっていますが、その代表的な例を小説、ドラマ化し、リアルに描いているので、原作ファンから「地上波放送して大丈夫?」といった声もちらほらするほど、今時の言い方では「攻めた」作品となっています。

ドラマ『連続殺人鬼カエル男』の原作小説ネタバレと犯人は誰?

本作は分類としては”サイコサスペンス”で、読んだあと、心の奥底で「理解を超えたサイコに対する畏怖」「異常者から線引きが出来ない、身を守る術がない恐怖」が沸き起こり、なんとも身動きできない気持ちになりました。

こういった精神鑑定の在り方や少年法についてや、刑法第三十九条などを扱った物語は本作の他にも沢山ありますが、本小説《連続殺人鬼カエル男》はまず”表紙の可愛らしいカエルの絵”と、”物語のカエル男”ギャップがすごい(笑)。内容があの残忍さなのに、この絵柄を採用したすごさ。


ゲコ。

カエル男という一種メルヘンチック?とも言えるネーミングとは裏腹に、一方で物語は(予想していましたが)描写が目を背けたくなるような残忍っぷり。かと言って読むのを途中で辞めるのはできませんでした。それくらい惹き込まれる展開で。。。

次は?え?なんでこの人が?
といったような進め方がさすが上手いんですよね。
さすがどんでん返しの帝王・中山七里
あっという間に1冊読んでしまうと思います。

~~ここよりネタバレ!注意!~~

もうここで一気にネタバレをしてしまいますが、犯人がまさか女性だったとは・・・!!!
まんまと『連続殺人犯カエル』と言うので、考えずも男性を勝手にイメージして読んでしまってました。

っていうか、犯人がまさかの当真勝男の担当カウンセラーで、自宅でピアノ教室を開いている有働さゆりだったとは・・・!!
当真は2年前、幼女を監禁・絞殺、精神疾患による心神喪失と診断されたため、措置入院。「カエル男」の容疑者の一人としてリストアップされていた人間ですが、その当真をさゆりが操っていた‥‥。当真にとって心を許せる身近な存在だったからこそ出来た犯行。

犯罪被害給付金を目当てに実の息子を殺人する計画を立てるなんて・・・。もうここで完全なる異常者です。

警察の捜査を惑わせるために無差別に、五十音順に無関係な人間を殺す計画を立てて遂行するというなんとむごすぎる犯行と思いつき。当真にも自身が「カエル男」なんだと信じ込ませた、所謂洗脳ですね。

犯人の有働さゆりと息子・真人に一時は癒やされた古手川ですが、真人の死によって「カエル男」を捕まえるべく感情を露わにしながら捜査を進めていたので、これ以上ないくらい非道な真相による返り討ち。

性別の誤認仕掛けは案外ミステリー物では珍しくないですが、本作は父親から性的虐待を受けている描写、性行為部分が最大の引っかけになっています。←これは騙されるのも無理はない。

あえて女性を相手に犯行をする人間もいるのだなと思いましたし、心のどこかでサイコは救いようもない・・・。と思ってしまったのは事実。そして”タイトル”の部分から騙されていて、先入観で物を見てしまい、自分が想像できる範囲の”見えるもの”しか”見えなかった”んだなと読後思い知らされました。

正直なところ、最後の最後まで犯人が分からなかったですし、なぜこういった犯行に及んだのかという背景、動機の部分も最後まで読まなければ分からない事も多くありました。それが余計に、最後まで一気に引き込まれて読んでしまった理由かなと。

ドラマ『連続殺人鬼カエル男』と原作小説の違いは?カットシーンは?

ストーリーがストーリーだけに、描写がグロくて恐ろしいので、地上波放送が決まり、原作を知っている方やファンの方は、本当に原作の実写化として完成度を高く維持したまま放送できるのか、と不安な声も多かった本作。

今のところ原作と全く違うようなストーリー展開は見受けられませんが、さすがにえぐくて放送できない所は出来るだけ見せないように、視聴者に想像を任せる配慮はしているのかなとは感じます。

ストーリーの流れ自体は今放送分まではあまり違いはないですね。

今後の流れ、結末を変えてくるのか!めちゃくちゃ気になります(でもできたら結末変えないで欲しい!とんでもない結末だけど!)

続編『連続殺人鬼カエル男・ふたたび』

社会を震撼させたカエル男の犯行から約10ヵ月。
事件を担当した精神科医、御前崎教授の自宅が爆破され、家からは粉砕・炭化した死体が出てきた。そしてあの稚拙な犯行声明が見つかる。
カエル男・当真勝雄の報復に、協力要請がかかった渡瀬&古手川コンビは現場に向かう。
さらに医療刑務所から勝雄の保護司だった有働さゆりもアクションを起こし……。
破裂・溶解・粉砕。ふたたび起こる悪夢に、二転三転する怒濤の展開と激震のラストが待ち受ける・・・!?

《連続殺人鬼カエル男》には続編小説『連続殺人鬼カエル男・ふたたび』があります。

続編作品の中でも「刑法三十九条」や「医療刑務所」のあり方に触れている部分が多く、1作目と変わらず考えさせられる作品という声が多いですね。

誰が犯人なのか?」ではなく「どうして犯行に及んだのか?」という視点を楽しんで読んで頂くと面白いと思います。ストーリーが二転、三転し、犯人だと思ったらその裏にまた誰かが!といったような二重、三重にもなって複雑化しているのも目が離せません。

是非1作目から続けて読んでみて下さい☆

ドラマ『連続殺人鬼カエル男』原作小説作家について・他作品は?

《連続殺人鬼カエル男》作家の中山 七里 (なかやま しちり)氏は、1961年、岐阜県生まれ。花園大学文学部国文科卒業。ご実家は呉服屋だそうです。

幼い頃から常に本を読むような子供で、保育園の保母さんにも「本を書く人になりたい」と言っていたそう。自分で書いてみ始めたのは高校時代から。

その後、就職とともに創作から一旦離れますが、初めて生で小説家を見た時に、「今小説を書かなければ、もう一生書かないに違いない」と思い立ち、難波の電気屋でノートパソコンを買い求め、20年ぶりに執筆を開始したそう。この時に書いたのが『魔女は甦る』。惜しくも受賞は出来ませんでしたが、2009年、『さよならドビュッシー』で第8回このミステリーがすごい!大賞を受賞し、48歳での小説家デビューとなりました。

『さよならドビュッシー』で第8回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞しデビュー。他の著書に『おやすみラフマニノフ』、『ヒポクラテスの誓い』シリーズなど。

明るく爽やかな音楽ミステリー路線、ダークでシリアスなサスペンスや法律路線など幅広い作風の作品が多いですね♪

ドラマ『連続殺人鬼カエル男』3話の見逃しフル動画を無料で視聴する方法!

☟こちらの記事にてドラマ『連続殺人鬼カエル』を無料で全話視聴する方法について詳しく紹介しています♪

無料で視聴する方法♪

”このミステリーがすごい!”通称“このミス”の大賞から生まれたドラマシリーズの”第4弾”・ドラマ『連続殺人鬼カエル男』。刑法39条の是非を問う異色の社会派ミステリーであるドラマ『連続殺人鬼カエル男』は、「どんでん返しの帝王」と呼ばれ[…]

☟また、同じく”カエル男”という殺人鬼が登場することから「関連作品なのか?」という声もよく挙がる、小栗旬主演映画『ミュージアム』についても紹介しています♪

おすすめ動画

2016年11月12日に公開された映画『ミュージアム』は、雨の日にだけ現れて残虐な猟奇殺人を続ける極悪非道な「カエル男」と、それを追う警視庁捜査一課の刑事・沢村久志を中心としたサスペンスホラー作品です。原作は巴亮介氏の同名漫画。主演[…]

ぜひ参考にしてみてくださいね!

まとめ

今回は今放送中の『連続殺人鬼カエル男』の原作についてご紹介してきました。

本作は刑法39条や、虐待、精神障害者、洗脳など社会的に問題視される点を沢山取り上げていますので、ストーリーは深くずしっと来る考えさせられる作品です。

小説としてサイコミステリーものでは、テンポ良く進んでいくので非常に読みやすいですし、あまりストーリーが深いものは苦手・・・。という方にもオススメです!

警察の捜査の進め方や、周りの人間にも注意して読んでみてくださいね!